では、どうしたらよいのか。

【問】
方程式で解く食塩水の問題です。
6%の食塩水に11%の食塩水を加えると、9%の食塩水が30gできた。
それぞれ、食塩水を何gずつ加えたか。
質問ですが、食塩水をどうとかするという話は
社会に出たとき、どんな局面で役に立つのでしょうか。
【解】
食塩水の勉強が、「社会で役に立つ」のは、上司・同僚の子どもに、それを教えられることかな。

人類が2~3千年かけて積み上げてきた知識の集大成の入口(食塩水の濃度の計算もその一つ)を学ぶだけでも、悪人に騙されないようになると思います。

①宗教・妄想
②えせ科学(放射線マイナスイオン、ナノ・・・、水素水が体に良いとか)
③えせ効能(ほとんどの、怪しいサプリメントの類)
④嗜好、興味、思考のきっかけは、TVからの反復刺激によること
⑤世の中の常識・慣習が、商人、支配者などにより都合よく流布されたこと

少なくとも中学の理科を勉強していれば、「水素水」を買うことはないでしょう。知識がないと、事の真偽を判断できません。
大きな耳のネズミのキャラクターが好きになり、喜んでお金を差し出し、その金は二度と庶民には戻ってきません。
佐吉さんは、偉かったのかもしれませんが、その子孫の会社は、数年間税金を払わず済ませていました。政府と仲良くしてそういう制度を作ったのですね。
そんな会社の製品にお金を喜んで払ってしまったら、そのお金は、二度と庶民には戻ってきません。
神社で賽銭を支払いますが、あの賽銭も、日本中の賽銭の何がしかが、神道の団体に上納され、神道の団体に都合のよいように使われます。
原発を作っている会社の製品を買うことは、原発に賛成しているようなものです。

端的に書くと、愚かだと金を取られるのです。いいえ、喜んで自ら差し上げていることになります。(笑)
金を何に使うか、どこに払うかは、選挙の投票と同様に、重要(な投票)だと思いますよ。

一般に、賢い人が、すべて悪人だったら、国民のほとんどは、良いように言いくるめられ、騙され、惨めな一生を終えることになるでしょう。今日本で起こりつつあることですね。

非正規社員、パート・アルバイトなどの使い捨て労働力になって、数パーセントの金持ちのために一生働く奴隷になるのです。
2003年の派遣法改正がされ、リーマンショック以降、顕著に「格差」ができ、「貧困」が目立ってきました。2003年は小泉政権の時だよ。
学校の勉強も、学校で教えてくれない1945年以降の70年間の現代史も大切ですね。

私も社畜のようなものですがね。まだまだ何も知らないのですから。偉そうなことを書きました。

では、どうしたらよいのか、正しく勉強するには、何を読んだらいいのか。
取り返しのつかないことにならないように。